9.12.2014

ヴァイオリン工房製ペグ その2

haja&Chi
イタリア ヴァイオリン チェロ 作家
永石勇人 清水ちひろ


まずは木工旋盤。




 よく見かけるタイプの物で汎用性が高いです。フリーハンドで製作するので、一点ものには力を発揮します。
 ペグの他にヴァイオリン、ヴィオラのエンドボタンを手作りします。デザインは自由にいろいろなオリジナルパーツを製作できます。



チェロの下についているのが19世紀まで使われていた
エンドボタン

 チェロのバロック・エンドピン、エンドボタン(ボットーネ)も製作いたしました。














 こちらは金工用の旋盤。

ヴィンテージ旋盤 時計職人などの細かなパーツ製作むき


全てのパーツを磨いて
よみがえらせます

ヴィンテージの物を掘り出し、オーバーホールいたしました。旋盤マニアの方々のサイトを見ているうちに小生も工房におきたくなり1週間かけて使えるまでにしました。メーカーはドイツでパーツなどを製作するためのガレージ旋盤として当時は発売されていたようです。



ヴァイオリン工房内ではもちろんペグ(ヴァイオリン~チェロ)を削りだしています。刃を固定し、ガイドによって操作しやすくしましたので形の同じものを数本製作するのに適しています。






 

バロック楽器を始めたのがきっかけとなってはじめたペグづくり。楽器といっしょに生み出されたペグです。