1.17.2020

西暦2019年 クレモナからニューヨークへ

haja&Chi
イタリア ヴァイオリン チェロ 作家
永石勇人 清水ちひろ

明日、ニューヨークに発ちます
 イタリアに来て19年。ヴァイオリン制作発祥の地、クレモナで制作家として生き、いろいろなものを五感で感じ取りました。
 人生の半分、多くのことを学びこの街が永石勇人を作ったことは間違いありません。アメリカを目指すのもイタリアにいたから夢見たことでした。


 楽器作家として18歳の時に描いた熱い構想は今でもさめる事がありません。音楽を中心にした文化活動の一部に携わる職人が目指すものは常にブレることなく。ただただ、前に進むのみです。




 ニューヨークは弦楽器、音楽の街として自分に多くの体験をさせてくれることを期待しています。自分が渇望している、最前線で生きた楽器と向き合う技術、日本が将来、英、米、独、仏、伊に並ぶために欠かせないチームワーク、国際社会でのツール”英語”を身に付けるための渡米です。
 第三の人生の始まりです、18の時と意気込みだけは変わりません。
クレモナには工房を残します。欧米の往復となるでしょう。新しい生活が楽しみです。


永石勇人 令和元年 10月2日