11.12.2015

耳をすませば

haja&Chi
イタリア ヴァイオリン チェロ 作家
永石勇人 清水ちひろ

あのジブリの名作です。

 クレモナは歴史的には農業がささえたまち。少しのセメント、鉄鋼業が近代の産業でした。いまでもトウモロコシ畑や豚、牛が有名ですが町のイメージおこしとしてヴァイオリンが取り上げられたわけです。
ストラディヴァリの工房のあった町。
そして珍しくジブリに名前が出てくる実在する町です。


ファンが作った観光マップ。
地球屋のかたちのポストが横にあります。

 かたや映画の舞台はといいますと小生も最近知ったのですが京王線の聖蹟桜ヶ丘なんだとか・・・というわけで行ってみました。







 駅ビルも大きくさすが京王線沿い。年齢層も若い人が目立ちます。

 桜ヶ丘は高級住宅地。奇抜な形やガラス張りのデザイナーズハウスが立ち並んでいました。





 街全体はおちついたのんびりした雰囲気。映画の中でもよく坂を上り下りしているイメージがありますがまさに坂だらけ、移動に一苦労です。。

川沿い 
犬の散歩、カップルで散歩をする人がちらほら・・ 左手上に耳丘。

 夕暮れ時は買い物や帰宅途中の人々がわらわらと・・。都心とはひと味違う、まさに映画のオープニング、エンディングそのままです。


今では、フェンスが置かれて無茶ができないように・・右手奥に新宿のビル

 一番有名なプロポーズの場所。桜ヶ丘で新宿のビル群が見えるのは一カ所だけだそうです。
 


 そして杉村くんが告白した神社。本当にそのまんま・・・平日でも何組もの恋人がおとずれていました。

ふられた場所なのに、なぜか縁結びな感じに?


 そして憧れの地球屋。邪宗門にはたどり着けませんでしたが、桜ヶ丘の奥にロータリーがありました。思ったよりあっさりしている感じです。

おじいさんのいる骨董屋。。今の東京にあるのでしょうか。


 今回桜ヶ丘を訪れるにあたって何回も映画をみて、昔のイメージとちがって見えるのに驚かされます。
受け取る側がかわっていってしまうのですね。

 劇中で聖司くんのキザな言葉、おじいさんの語りより的をいたセリフ。
ジブリが伝えたかったメッセージがここに!・・と今更ながら気づきました。

”でもな、人と違う生き方はそれなりにしんどいぞ。” (お父さん)

さらに、

雫『クレモーナはどうだった?』

聖司『見ると聞くとは大違いさ!』

hajato